ウクレレの魅力

現代音楽と古楽を繋ぐ連結器としてのルネサンスギター

最近はウクレレのことでなくルネサンスギターのことを書くことが多いのですが、それはルネサンスギターというものが、ウクレレの世界(現代音楽の世界)と古楽の世界を繋ぐ連結器になるのではないかという気がするからなんです。

連結器というのは電車のイメージから来ているのですが、現代音楽が好きな人が乗った車両と、古楽が好きな人が乗った車両は、今までは別々に走っていたのが、ルネサンスギターを間に置くと、別々だった車両がいきなりがちゃんと連結されて、急に相互往来ができるようになるんじゃないか、というイメージなんです。

ウクレレが弾ける人はすぐにルネサンスギターを弾けますので、ウクレレファンがルネサンスギターを手にすれば、ごく自然に古楽の世界を覗きにくるでしょうし、古楽の世界でルネサンスギターを弾くようになった人は、ごく自然にウクレレのタブ譜に行き着くでしょう。そしてウクレレを弾く人は、ジャズでも童謡でもポップスでもフォークでもなんでもありのオールラウンダーが多いので、この動きは現代音楽と古楽の全体に大きなインパクトを与えて、大きな循環も生まれて、新たな音楽文化がはぐくまれてくるように思うのです。

こんなわけで、ウクレレを忘れたわけではないですが、ルネサンスギターの方に力が入ります。するとウクレレの世界もぐっと大きく広く楽しくなるんじゃないかと思います。古楽の世界も現代に生き生きと生命力を解き放ってくるんじゃないかとも思います。古楽全体を総合してプロデュースする力のある岩田さんとのコラボで本格的なルネサンスギターを開発するという稀有な機会を与えられた一十舎ですので、この機会を大いに楽しませてもらっています。

こうしてルネサンスギターの開発をしておりますと、様々な方面から協力して下さる方も現れて、ごくゆっくりとではありますが、ルネサンスギターの方向性も一層明らかになってきました。ありがたいことです。

ルネサンスギターの開発はゆっくりと進んでいます。ちょうど時計の針のように、じっと見ていても動きは見えないのに、ふと気が付くと随分大きく進んでいるという、そんな動き方をしているようです。こんな動きはひとつの理想で、こんなのが一番大きな回転エネルギーを生むのかもしれません。

今日は、岩田さんの教室に行って、新・福岡古楽音楽祭で演奏するアンサンブルの練習をしてくる予定です。古楽にどっぷりの日です。

最後に、今思いついた大喜利の謎かけをひとつご紹介しましょう。

「古楽祭とかけて

風呂に入らない息子ととく

その心は

子が臭い 」

^^