屋久杉と山桜の小型ルネサンスギターを屋久島在住のお客様に購入いただきました。屋久杉のウクレレとギターを以前から弾いていらっしゃるお客様で、その仲間に屋久杉のルネサンスギターも加えていただけることになったわけです。
そのお客様から、次のように、到着後すぐの感想と音出し録音をいただきましたので、プライバシーにかかわるところを除いて紹介させていただきます。
本日,屋久杉ルネサンスギター,無事到着いたしました。最初は,ウクレレとの違いに戸惑いましたが,5分ほどですぐに慣れました。やはり,親指と人差し指を中心とした奏法が適していますね。全体的にウクレレよりずっと繊細で典雅な感じがいたします。慣れてから,外に出て庭で鳴らしてみました。やはり,ギターの音色が,うまい具合にまわりの風景に溶け込んでいくような気がいたします。(中略)私も実は以前からウクレレ→ルネサンスギターという方向性に興味を感じていまして,いつか弾いてみたい思っていたところに今回,屋久杉のルネサンスギターを入手することができて本当にうれしいです。いつまでも弾いていたくなってしまいます。(中略)簡単なアルペジオを弾いて録音しました。1分半程度の気軽に聞けるものです。ウクレレをやっている方にも親しみやすそうで、なおかつウクレレとは違った魅力がわかってもらえるとうれしいのですが。
ということでお客様の音出し録音をお聞きください。ウクレレを弾ける方には、ルネサンスギターの扉はもう既に大きく開かれているのだということを、美しい演奏で証明してくださったようです。
それにしても、初めて弾くルネサンスギターをただちに弾きこなし、これだけの音楽性を紡ぎだせるというのは、なみなみならぬ音楽経験が背後にあると感じたしだいです。
この演奏は心のおもむくままに弾いた即興演奏だそうです。録音では、EQやリバーブなど音の加工は一切しておらず(ノーマライズのみ)、マイクは測定用マイクも作っているEarthworksというところの周波数特性のフラットな無指向性のものを使たので、ほぼ実際に聞いているのを同じ音で録れたということでした。