上の写真は、ルネサンスギターにウクレレ用ペグ、ゴトーのUKAを付けているところです。普通古楽器には、下の写真のように昔ながらの木製のペグを付けるのがスタンダードですが、古楽器に機械式ペグもまたよきかなという方も少なからずいらっしゃるようです。
古楽器奏者&教師の岩田さんは、「私は木のペグでなにも不便を感じないので、木のペグでも機械のペグでもどっちでも構いません」と、「弘法筆を選ばず」的なことを鷹揚におっしゃるのですが、弘法大師の足元にも及ばない私などは、やはり現代のいいペグを付けると圧倒的にチューニングしやすいことは否定しようがありません。
中でもこのゴトーのウクレレ用ペグのUKAシリーズは、逆転防止機構が実によく効いてくれまして、その滑らかな使い心地は、まるでお釈迦様の手の平で遊ぶがごとし。下々の者でも弘法大師と同じ境地を味わえるのでおすすめです。
ところでゴトーのウクレレペグにはもっと安価なUKBシリーズがありますが、これはネジをぎゅうぎゅう締めないとどうしても逆転してくることがあり、しかもそのネジが自然に緩んでくることが結構あってメンテが難しいのです。その結果、「このペグがちょっとネックですね。もちろんペグはネックじゃないですけど」という不思議が会話を岩田さんと一度ならずしました。
しかしこのUKAシリーズは素晴らしいです。すごく使いやすくて今後はウクレレでもこれをメインで使っていこうかなと思っております。