作レレ

ネック削りの効率 ベルトサンダーvsスピンドルサンダー 結果報告

先日、上のようなネックを削り出す作業をしていました。材はマホガニーです。

昔はベルトサンダーで大まかにやって、あとは手作業で木工やすりとナイフを使ってけずっていました。ベルトサンダーとはこれです。

今回は、スピンドルサンダーとナイフでやりました。スピンドルサンダーとはこれです。

その結果報告なんてすが、今回のスピンドルサンダーの方が、1.5倍から2倍くらい早くできたように思います。仕上がりもきれいです。

切削力はベルトサンダーの方が強いのですが、スピンドルサンダーは、やすりのロールのサイズをどんどん入れ替えて、材に対して適切な大きさを選択できるというのがとても大きい利点でした。そして、切削部位を目の前で見ながら細かく調整できるのも便利です。音も小さく、削りカスの吸い込みもよくて、周囲に粉が飛び散らないのもよかったです。

もちろん最終的な仕上げはナイフと紙やすりをつかっての手作業になるのですが、スピンドルサンダーは最終的な仕上げに近づくぎりぎりのところまで削れるのもよかったです。ベルトサンダーでは、ざっくりと削るところまでは早かったのですが、そのあと手作業にゆだねる部分が多くて、結果として全工程に長い時間を必要としました。

それから、スピンドルサンダーでは、材を台の平面に固定することによって、水平や直角を目視で確認しながら削れるというのも大きいですね。ベルトサンダーでは、いつのまにか水平がゆがんで削ってしまい、切削力が強いこともあって一気に取り返しのつかないところまでゆがんだままけずってしまうということが置きがちでしたが、スピンドルサンダーではその危険はあまりないようです。安定した水平や直角が作れます。

というわけで、ネック削りに関しては、スピンドルサンダーを今後メインに使っていくと思います。ベルトサンダーは、ごく大まかに削りだすのは早いので、そういう場面ではもちろん活躍していきます。(*^-^*)