あれこれいろいろ

中世ヨーロッパの楽器いろいろ

中世ヨーロッパの楽器は、現代の楽器とはずいぶんちがいます。独特の形状と音色が魅力的。コンサートホールで大きく響くことを追求しない時代の音色は、派手ではないけれど、心を自由に解き放ってくれるような独特の力があります。それはホールで座って聴くものではなく、祝祭やパレードやダンスのざわめきの中に響いて、いつのまにか人々を高揚と喜びの中にいざなう音楽。そんな中世の様々な楽器の様々な音色を一気に聴くことができる動画がこちら。こういう動画は、結構ありそうでなかなかないのです。

それから次の動画も、中世楽器の雑踏エネルギー的な雰囲気が感じられるので結構好きです。たったふたりでこんな賑やかさが出るのはすごいですね。静寂や精神性を好む当時の教会は器楽音楽を否定しがちでしたが、パワフルな庶民のエネルギーに警戒的になったのは、まあ宗教者の発想としては、自然ななりゆきだったのかもしれません。

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