一十舎のウスレレは、何も犠牲にしていないんです。(#^^#)
携帯性の良さと、
弾きやすさと、
音色の良さと、
十分な音量と、
堅牢さと、
カッコよさと、
ウスレレにすると、どれかの要素が犠牲になってるはずだと思うかもしれません。もしかしたら、携帯性の良さ以外の要素は、全部犠牲になっているかもと思うでしょうか。
ところが、一十舎のウスレレは、それらの要素を全部追求して試作を重ねていったら、結果としてウスレレに行き着いてしまったというものなんですね。その経緯は、作ってる本人も結構驚いているわけです。普通の厚みのウクレレを削ってウスレレを作ってみたという経緯とはだいぶ違うんです。
というわけで、一十舎のウスレレは、何も犠牲にしていません。
実態はその反対で、全部の要素を満たした先に、ウスレレがありました。
ところで、私の友人に自動車業界で設計をしてた人がいるんですが、自動車業界も似てるとこがあるかもしれません。
自動車は昔は大型がもてはやされましたね。「いつかはクラウン」みたいな感じで、大きな車がいいんだという大前提の共通理解がみんなにありました。そして、軽自動車は、ずっと格下で、サブの車みたいな感じでした。
でも、今や自動車の主流は軽自動車です。十分な乗り心地、操作性、かっこよさ、快適性、きびきびした走り、高い経済性、みんな満たしたものが軽自動車みたいな感じに移行しつつあります。若者世代では、「大きなセダンって、意味がわからない」とまで言い始めてるそうです。
軽自動車は、もはやサブの自動車ではなくなっています。最先端になってきてます。
一十舎のウスレレも、そんな感じに似てると思います。(#^^#)