アメリカのKALA社から出ているウスレレは、トラベルシリーズというんですね。
travel、つまり旅行に適するということですね。
ウスレレは、旅のおともにしやすいんです。
家に置いておくものから、持ち歩くものへというのは、結構大きな変化だと思います。
音楽を聴く方では、何十年も前からこの変化が始まりました。
むかし個人的に音楽を聴くには、椅子にすわって、大きなステレオの前に陣取ってレコードをかけて聞きました。
その後、ラジカセというものが出てきて、自分の好みの音楽だけを集めて保存することが可能になると、大きな箱型のラジカセを肩にかついで好きな音楽をかけながら外を闊歩する若者が出てきました。しかし、体力とおしゃれ根性が必要だったので、若者限定のスタイルでした。
その後、ウォークマンという革命的なものが出てきました。音楽がウオークしながら外に出かけはじめたのです。これで外で音楽を聴くということが一般化しました。
その後の進化はすごいもので、今ではみんな耳から紐を垂らして歩いてます。イヤホンの紐を。
ウスレレは、演奏する方での変化です。
弦楽器をすごーく気楽に持ち歩くという新方式。
ギターや三線も持ち歩くことは可能でそうしてる人もいるわけですが、そこにはやりは体力と相応の音楽根性が必要で、それなりにお荷物になります。ウクレレはそのお荷物度が相当に低くなっていますが、ウスレレはそれをぎりぎりまで下げました。専用のケースでなくても袋に入れて持ち歩けそうなところが、パソコンのタブレット化に近い感覚です。
それを持ち歩くのに何の根性もいらない。根性なしでも、いくじなしでも、気楽に持ち歩けるというのが一番いい。
そして、ちょっとした隙間時間に、
海辺で弾く。
宿の部屋で弾く。
居酒屋で弾く。
公園の芝生で弾く。
キャンプで弾く。
湖の貸しボートを漕ぎ出しその上で弾く。
(実はこれをやったことがあります。子供が自由に漕ぎまわるのに任せて、秋空の下、湖面で風に吹かれながらウクレレを弾いていました。通りかかるボートの人は笑顔になってすれ違って行きました。(^^)/)
そう、ウスレレが外に出ていくと、周囲に笑顔が生まれることがあるんです。(^.^)
根性なしでも、いくじなしでも、元気が出ます。
ウスレレは、素敵な進化です。(^^♪