一十舎のウクレレの特徴

一十舎工房をチラリのぞき見 建築工房と工芸品工房のちがいがおもしろい

友人から場所を借りて当舎の工房を作っていましたが、チラリとお見せするとこの写真の感じです。(#^^#)

写真に写っていない手前のほうは、また別の友人の建築設計事務所の作業場になっていて、建築資材が置いてあったりします。そこにはなぜか今は恵比須様の古い祠と鳥居が運び込んであり、来年はその改修を予定しているんだそうです。

その建築工房の奥が当舎のウクレレ工房となります(#^^#)。広いスペースがあけてある建築工房とはうって変わって、作業机や機械備品類が詰め込んである感じになります。細かな工程を次々とつなげて作業していくには、コンパクトに機械類がまとまって置いてあって、材料を持ちながら移動して作業していくのがいいからです。これに対して建築工房のほうは、材料が大きいためか、材料をもって移動していく形にはならず、広いにスペースに材料がドンと置いてあって、そこに機械や道具をその都度持ち運んできて作業をするということになるようです。

材料を持ち運ぶか、機械の方を持ち運ぶか、やり方の基本が違うのが面白いですね。その違いに応じて、工房の雰囲気もがらりと変わるんですね。

で、道具類も違ってきて、建築の方は道具を持ち運ぶので、道具がコンパクトに小さいものになります。工芸の方は、材料を持ち運ぶので、道具は据え置き型になって、精緻な作業ができるように安定性のいい大きな機械になります。小さなものを作る方が大きな道具で、大きなものを作る方が小さな道具というのはおもしろい現象です。(‘◇’)ゞ

この建築設計の友人とは、道具類や機械類も貸し借り自由な感じでやっているので、木を扱うことに関しては、工芸から建築まで、広いレベルで対応できるものがそろっていて、どちらの工程にも入っていけるという、ちょっと珍しい工房になりました。

(#^^#)