あれこれいろいろ

骨の楽器1 quijada、bones

4万年前の現生人類最古の楽器と考えられるハゲワシの骨のフルートのことを先回書きましたが、骨の楽器は現代もあります。

まず、どこから見ても骨そのものという形なのが、ロバや馬の下あごの打楽器キハーダ(quijada)。中南米のラテン音楽で広く使われる陽気な楽器です。

この動画を見ると、ラテン音楽というのは打楽器天国ですね。なんでも叩いてしまうみたい。

このキハーダの代用楽器として生まれたのが下のヴィブラスラップ(英語: Vibraslap)で、どこかで見たことがある方も多いでしょう。なぜか演歌に使われることが多いみたい。

キハーダ又はビブスラップを印象的に使った日本の歌がこちら。しっかり日本の余韻を醸し出すから不思議です。☟

それから身近な骨を使った楽器にはボーンズ(bones)というアイルランドやアメリカのアイリッシュミュージックで使われる打楽器もあります。☟

どうやら人間というのは身近に骨が転がっているとカタカタ鳴らしてみたなくなるものらしい。骨を叩いて陽気になれば骨の方も天国で喜んでくれそうです。

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