ルネサンスギター

最近の月の製作ペースは、ウクレレ一本 & ルネサンスギター一本 の計二本です。

本日の内容は、タイトル欄で言い尽くされました。( `ー´)ノ

ですので、あとはまあ、思いつくままの余談です。

現在、ウクレレ一本を7万円から8万円、ルネサンスギターを15万円で出しておりますが、月二本製作ですと、月の経費を引きますと利益は少ないです。作る喜びが報酬の大きな部分ですが、経営的には単価を上げないとちょっと厳しいです。名のある手工ウクレレが10万から30万円という値段で売られているのを時々見ますが、あれは暴利に見えるかもしれませんが、木工作品は基本的に手間と時間が非常にかかる上に、良いものを作ろうと工夫をこらすうちに、人件費も材料費も設備費も大きくなっていき、どうしてもそういう計算になっていくのだと思います。

海外拠点で大量に生産されるウクレレが、1万円、2万円、3万円と、先ほどの値段の十分の一くらいの値段で大量に売られていますが、あれはやはり、日本の人件費の十分の一の報酬で働き、十分の一の値段で原料や部品を買い叩かれている人たちが、世界にはたくさんいるということなのでしょう。買い叩かれて瀬戸際の生活から捻出されてくる製品の値段かなと思うので、こっちの方がある意味暴利かもと思ったりもします。暴力的に買い叩くことの積み重ねで作られる利益だからです。それをだれも暴力と認識できないほどに、買い叩きの構造が世界で体系化されてしまっているところに、この体系の根深さがあります。人が買い叩かれることのない値段が世界のスタンダードになる必要があると思ったりもします。

余談の方がやたらに長くなりました(*^-^*)。