昨日は、工房の機械音の騒音問題について不動産屋の友人と話していました。
友人のウクレレ作家さんは住宅街の真ん中に工房を構えているのですが、楽器用の薄板を切り出す作業を材木業者にお金を払って委託することにして、一番騒音が出る作業を外注する方向で騒音問題を解決しているようです。
一十舎は、パロサントとか楠とか屋久杉とか神大ケヤキとか、普通あまりウクレレ作りに使わない木を独自に入手してウクレレにしています。ですので、自分の手で自分の思いのままに製材するということが、一十舎の特徴の大切なところになっています。木と会話するようにしながら、その時に湧いてきた思いのままに、自分で木を製材したいのです。そうすると、この機械音の騒音は工房運営の大きな課題になります。製材するときの機械音はとても大きいのです。
今の工房の場所は、住宅街のど真ん中でもないですが、人里離れた場所でもなく、やはり近隣に民家がいくつかあります。もしかしたら機械の騒音をいやがっている人もいるかもしれません。また、そういう騒音の迷惑を気にしながら遠慮がちに製材しているのでは、思う存分ウクレレ作りをすることができません。
というわけで、今、工房の移転先を探しはじめています。今の場所は友人が招いてくれて一十舎開業の力になってくれたありがたい場所なのですが、いろいろ限界も見えてきました。広さ不足、明るさ不足、粉塵や温度などの空調関係など、長い目で見たときに改善しておく必要のあるポイントがたくさんありますので、今後のことを考えるともうひとつステップアップしたいと思います。
そんなわけで、昨日は友人の不動産屋さんに工房まで来てもらい、実際の機械音を聞いてもらったりしながら、移転先の候補選定のアドバイスをもらったりしていました。どうか今後、いい場所が見つかりますように( ◠‿◠ )☆彡 。