AIが人間の知的な労働を網羅してしまい、ロボットが肉体的な労働も網羅してしまったら、人間は何をして生きたらいいの? という話題を聞くことがありますが、次のような様々な予測があるようです。
① 人は、創造的、芸術的な追求に力を入れるようになるのではないか。音楽、絵画、文学、デザインなど。
② 共感的な人間関係、思いやり、信頼、感情的なつながりの構築
③ 肉体的なケア
④ 純粋な知的好奇心による研究、探査、哲学的な探求
⑤ 趣味、スポーツ、旅行、ボランティアなど自己成長、自己啓発
⓺ 純粋に遊ぶという行為
⑦ 飾るという行為
どれも、なるほどという感じがしますね。ほかにもいろんな仮説があるでしょう。
そこでもうひとつの仮説として、
・自然を育て生態系の循環を回復する行為
も、人間に残された大きな仕事に入ってくるんじゃないか、と私としては思っているところです。
これまでの文明は自然の循環を断ち切ることばかりを重ねてきたように思うので、それを回復させる行為が人に残された大きな仕事で、それは上記①から⑦とも重なって、とても創造的で、探求で、自己成長で、共感で、ケアで、遊びで、飾ることで、というふうに、重なる原理でもあるような気がします。
私の場合は、木の楽器を作る、音楽をする人たちにそれを提供するということを通して、自然の循環とどう繋がるのか、というテーマがなんとなく思い浮かんでいます。
