福津市の木工房「テノ森」を借りて開催された、ベルギー発の塗料ルビオ・モノコートの説明会に参加してきました。世界での施工実績はかなり多いですが、日本での本格展開はようやく始まったところ。今回の説明会参加者は、建築関係者、家具製作者、木工房経営者、作業所の指導者、そしてわたしが楽器製作者ということで、木工の広い分野の人たちが集まりました。
少ない塗料の一回塗りで木の風合いを生かした美しく強い塗面が仕上がり、色の種類も多く、魅力的な塗料でした。楽器塗料として一般性があるかはいろいろ実験してみないと何とも言えませんが、応用の可能性は感じました。木の呼吸を妨げないのに撥水性が非常に優れており、極端なことを言えば風呂に入りながら弾ける木のウクレレなどの開発も可能かも。風呂はやりすぎとしても、少々の雨でも弾ける本格ウクレレというのは、屋外での音楽の楽しみを広げそうです。塗料が木の内部に深く浸透しないで木の表面組織と速やかに結合する性質のため、音の伝導を妨げる要素も少ないように思われます。仕上がりはマットですが、光沢を増すための追加塗料もあるので、是非試してみたいところ。亜麻仁油主体の自然素材なので、ウクレレの素朴な良さも失われません。食器などにも使える安全性もうれしいところ。
塗料は実際に自分で塗ってみて初めて肌感覚としてわかるものなので、体験説明会は大変有意義な時間でした。
