作レレ

日本の木でウクレレを作る

先日友人から日本の木で作ったウクレレがほしいという話がありました。

確かに市販のウクレレの材料の板は、ほぼ百パーセント外国の木です。マホガニー、コア、スプルース、ローズウッド、マンゴーなどなど、全部外国です。アフリカや南米が圧倒的に多いですね。気候の関係と人件費が安いことが大きな理由でしょう。

でも、日本も名だたる森林国。安くはなくても様々な広葉樹の板が間伐材などから出回っています。ウクレレを大量生産するには安定的な供給量として少ないかもしれませんが、一十舎のように一台ずつ作る個別生産なら十分な量です。

豊かな四季に育まれた板からは、いい音が期待できるはず。樹種も豊かなので、いろんな個性が出るはずです。

和の木で作るアイデアは、作り手としても、弾き手としても、惹かれるものがあります。今手元にあるものの中で和の板を使ったものは、下のおにぐるみを表板にしたウスレレです。とてもやわらかい落ち着いた雰囲気のウスレレになりました。落ち着いている中にも、個性豊かな存在感です。やさしく明るい澄んだ音がします。

今後、いろんな日本の木を使ってみたいと思います。(#^^#)