あれこれいろいろ

ストラディヴァーリが常に格別の音である理由 アッカルドの結論

1700年代のヴァイオリン製作の巨匠アントーニオ・ストラディヴァーリは、自分が作ったヴァイオリンにニスを塗る前に、それを1か月自分の寝室に置いたそうです。そして時には、製作中のヴァイオリンを抱いて寝ることもあったそうです。

イタリアの名ヴァイオリニストで指揮者でもあるサルヴァトーレ・アッカルド(上の写真の人)は、このストラディヴァーリのエピソードからこう結論付けます。

「ストラディヴァーリの能力とは、何かの流れ、エネルギーであって、それが彼の体内から湧き出し、製作している楽器に伝えられるのである。これは再び木が、つまりヴァイオリンが生き物であることを証明する。楽器は身近に置いて、ときにはストラディヴァーリがしたように抱いて眠りながら、それに自分のエネルギーを伝えることができるのである。まさにこのエネルギーによって、製作後1か月たってからようやく塗られるニスによって封じられ、長期間保存されるこのエネルギーによって、ストラディヴァーリは未だに特別な楽器でありつづけてあるのである」 アッカルド/ヴァイオリンを語る、より抜粋

一十舎のウクレレも、製作中は常に私の目の前に置いてあり、わくわくしながら眺めたり触れたりする位置にあります。そのウクレレが置いてある部屋の一角は、私のお気に入りのものを集めて置いておく場所に自然になっており、お気に入りエネルギーが集中してる場所のような気がします。一十舎のウクレレも結構いいエネルギーをいっぱい吸ってるかもしれません。(*^-^*)