作レレ

母が使っていた彫刻刀

前に、月に一回、仏師さんに仏像彫刻を教えてもらう会があるので参加しているということを書きました。

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今までトータル3回しか参加していないのですが、そこで使う彫刻刀の技術は、もうウクレレ作りに生かされています。

彫刻刀は、細かい部分を正確に切ったり、硬くてなかなか削れない部分を少しずつ削り落としたりするのに、とても便利だということがわかりました。

やはり新しい技術を学ぶ機会を逃さないでおくと、その時はどう役立つかわからなくても、いつかいいことがありますね。とても得した気分です。(#^^#)

そして、写真の彫刻刀は、もう亡くなった母が40年前に趣味の彫刻で使っていたものなのですが、それが私のウクレレ作りに引き継がれる形になりました。母の遺品が捨てられことなく生かされることになったのも、ちょっと得した気分のひとつになってるようです(^^)/。

若かった母は、自分が使っている彫刻刀を40年後に息子が使うようになるとは当時少しも期待してなかったでしょうね。そもそも、私がウクレレを作るということも、親の期待には少しも入ってなかったでしょう。

親の期待は結局何も引き継がないでしまった私ですが、彫刻刀なんて親の期待の外側のものは引き継いで大切にしているわけです。亡くなった父が使っていたノミも同じで、ウクレレ作りに使っています。

こんなものしか引き継がなかった私に、親は少々がっかりかもしれません。それでも、彫刻刀やノミを使ってくれてうれしいよと、少しはよろこんでいるでしょうか。