あれこれいろいろ

分解できるギターが生まれるとすればきっと日本

大陸の方から楽器が来て日本に上陸したら、三味線も琵琶も、分解して運べる楽器になってしまいました。

前に、カヌーを作る文化がある地域にギター類が渡ると、木のくり抜き成型ギターに変化する傾向があるようだと書きましたが、どういうわけか日本に来ると、分解して収納移動ができる楽器になってしまうようです。それはつまり、接着剤を使わないでほぞ組みで接合する文化があるということでもあります。三味線も琵琶も、同じ流れの楽器が世界中に散らばっていますが、こんなふうに分解できるように進化したのは、ほとんど類を見ないそうです。

もし500年前に西洋世界から日本にルネサンスギターやバロックギターが渡ってきた定着していたら、分解収納型の新ギターが生まれていたかもと思うと、渡ってこなかったのがちょっと残念な気がしますが、西洋楽器が定着した地域は大抵植民地化していますから、渡ってこなくて幸いだったのかもしれません。

500年前に西洋世界から日本に渡ってきて定着したのは楽器ではなく火縄銃でした。日本の火縄銃は、台木の部分と金属部分が、木の特性を利用してネジを利用しないで留めつけられているため、やはり分解が非常に簡単なのだそうです。この木の性質の理解があったため、火縄銃の量産が可能になったそうです(あと刀鍛冶の鉄の理解も)。

そういえば伊勢神宮の式年遷宮なども、20年ごとに分解して建て直し、分解したものを地方に運んで組み立てていてます。

何でも分解、収納、移動、組み立てができるようにしてしまう日本人って…日本人の私から見ても、実に興味深い人々に思えます。

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