香川宣子著 「アヴェ・マリアのヴァイオリン」角川書店出版 読みました。
平時の音楽と、アウシュビッツの地獄で強制された音楽と、第一次大戦後の徳島県の坂東俘虜収容所でドイツ人と日本人の交流で演奏された音楽と、収容所跡地で鎮魂のために弾く音楽と、様々な音楽の様子が見えてきます。最初は少し説教くさいのかなと思ったのですが、半ばあたりから引き込まれて一気に読んでしまいます。音楽についていろいろ考えさせられます。
2013年初版で学校の課題図書に指定された本のようですね。史実をもとにしたフィクションだそうです。ハリウッドの映画化の話しもあるとかないとか。
著者本人がYouTubeで語るところによれば、だいぶ不思議な経緯があるようですね。