あれこれいろいろ

新・福岡古楽音楽祭 初日 岩田氏はけっこう偉大だった 

昨日は新・福岡古楽音楽祭に参加して、ステージを見たり、セミナーを受けたりしてかえって来ました。場所は福岡天神のアクロスです。

アマチュアの古楽ステージが、昨日だけでも14組もありました。リコーダーを披露する個人やグループが多いのが印象的でした。リコーダーは、アマチュアの人がはいりやすい楽器なのでしょうね。そんな中で、岩田耕作さんが古楽指導をしている人たちのステージは、リコーダーもありますが、チェロ、ヴァイオリン、リュート、チェンバロなど、圧倒的にバラエティに富んでいて、岩田さんは福岡の古楽界の幅を広げるかなり大きな存在だなあとあらためて認識しました。福岡は、日本全体の中でも、古楽の盛んな土地柄なのですが、してみると、岩田さんという人は、日本全体の古楽の世界の中でみても、かなり貴重な人のような気がします。

今日は、昼ころに私もステージに上がります。ルネサンスギター、リコーダー、チェンバロ、リュート、チェロなどの器楽と、多声の歌が様々に掛け合うポリフォニー音楽を披露します。こういう器楽と歌との多彩なポリフォニーは、岩田さんのように古楽全体を見渡してプロデュースできる人がいてはじめて可能になることなので、めったにない非常に貴重な機会だと思います。

昔、木工の世界に導かれ、そこからウクレレ作りに導かれ、そこからルネサンスギター作りに導かれ、そこからポリフォニー音楽のステージの端っこに立っている自分を思うと、そのどれもが予想外の展開の連続なので、まことに人生はわからんものだなあと…、この調子だと今後の展開も全くわからんなあ…、などという感慨もよぎるのです。

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