作レレ

桑の板の不思議

桑というのは実に不思議な木で

のこぎりで切ったりサンディングしたりという切削作業をしていると、実に硬くて、カッチンカッチンです。切れないし削れないのです。その硬さの性質は、木というより鉱物的です。その硬さゆえか、板どうしをぶつけると高く澄んだ音で響きます。

先日は桑を曲げる作業に入ったのですが、すると今度はグニャグニャ曲がるんです。水に浸してから比較的低温で熱を加えると、軽く押しただけで、すーっと曲がるのでびっくりしました。普通硬い木は曲げるのも難しくて苦労するのですが、桑は自由自在に曲がるのです。こんなに柔らかく曲がる木は初めて経験しました。その曲がり方はどこか水を思わせる感じでした。

曲げた桑の板を型にはめてそのまま乾燥させて固定させますと、その固定された形のままでカチンカチンになりました。今まで一度もぐにゃぐにゃしたことなんかありませんという顔で澄ましこんでいるようでした。

桑はおもしろい木ですね。

ちなみに桑で作る木魚は、小さなものでも百万円超えとなるそうです。あまり大きくならない木なので、どうしても高価になるようです。それでも、百万以上出しても惜しくないくらい澄んだ音で鳴るのだそうです。寺の宝ですね。

また、薩摩琵琶は桑で作るそうです。

今日も桑ウクレレを少しずつ作ります。(*^-^*)