指板にシェラックを塗っていました。
7回か8回くらい塗り重ねたあたりから、次第に光沢が出てきます。
10回、15回と重ねるこどに、鏡面のように部屋の中が映りだします。
塗っていて気持ちがいいです。
合成塗料がなかった昔は、木にこのような艶を出すことができる塗料というのは、ある種奇跡のような存在だったに違いありません。
そのような奇跡の塗りものとして、漆とシェラックがあり、漆は不透明塗料、シェラックは透明塗料として、工芸の歴史の中で確かな存在感を放っていたのだと思います。
様々な化学的な合成塗料が存在する現代ですが、それでもシェラックの魅力は失われていないと思います。
とても美しい塗膜の輝きです。(^^)/