AIと音楽

AIを使って、16世紀のタブ譜を現代のタブ譜に変換 

ウクレレ好きの人たちにもルネサンス時代やバロック時代の古楽を弾いてほしい…と思っても、残念なことにその時代のタブ譜は現代人には読解困難。それを現代譜にした出版物もあまりありません。

そこで、AIで当時のルネサンスギター用のタブ譜を現代のウクレレ用のタブ譜と楽譜に変換できないかしら? と思いまして、さっそくやってみました。

用意したのは、ルネサンスギターのためのフランス式のタブ譜一枚。ちなみに、当時のタブ譜には、フランス式とイタリア式の二種類があり、フランス式はアルファベットで押弦の位置を示しているのが特徴です。

このタブ譜を写真にパチリコと撮りまして、その写真をそのまま「チャットGPT Work」に添付し、「これは16世紀ころのルネサンスギターのタブ譜の写真ですが、これを解読して現代の楽譜とタブ譜に変換してください。解読不能な部分は、あり得ると推測される音で適宜補ってください」と指示。AIのレベルは、チャットGPT6.1Solの中位の設定なので、有料版ではありますが、そんなに最高ではない、まあ普通のレベルです。

AIが16世紀のタブ譜の様式について調査して解読するのに時間がかかったのか、生成されてくるまでに、7分36秒と比較的長く時間がかかりましたが、次の楽譜とタブ譜のセットがpdfで生成されてきました。解読困難又は解釈が分かれる余地があるところは推測内容について丁寧に脚注を付けてきたので、後からチェックするのに便利です。

bransle_renaissance_ukulele

脚注を付けてきた14小節のリズムの解釈は、あまり納得できなかったので、次のように再指示。「この楽譜とタブ譜の14小節を、 ♩♫♩♩ のリズムに直し、14小節に関する脚注を削除する形で、この楽譜を修正してください」。そして50秒後に生成されてきた修正版が次のpdfです。

bransle_renaissance_ukulele 修正版

というわけで、16世紀のルネサンスギターのタブ譜を現代譜に変換させることは、特に困難もなく完成しました。なかなか便利です。

ルネサンスギターとウクレレは弦数もチューニングも基本が同じなので、ルネサンスギターのタブ譜をそのまま現代譜にするだけで、ウクレレ愛好者が使えるようになります。

これに対して、バロックギターやリュートのタブ譜は、弦の数もチューニングもウクレレとは違うので、そのままではウクレレ愛好者が使える楽譜にはなりませんが、それもAIに言って、ウクレレ用に編曲させることも可能かもれません。そういう、リュート曲をウクレレ用やギター用に編曲するなど、次のレベルのことも試す余地がありそうです。

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