3か月ほど前に写真のツートンカラーのウスレレをお買い上げいただいたお客様からメールをいただきました。
次のようなメールです。一部抜粋です。
…略(大病から生還した経緯など)…家に帰ってきてあらためて手元にある5本のウクレレを1本づつ弾いてみました。それぞれに個性があり良さはありますが、私の一番の好みはやはりこのウスレレです。
他のウクレレは弦の種類を変えて何回も張り直しています。それは自分の好きな音と違うために模索しているからです。こちらのウスレレは全くそういう気を起こさせません。次のソプラノを考えるととてつもなくハードルが高く感じます。それほど気に入っています。
私が購入させていただいたスプルース/マホガニーのデザイン的に面白いと思ったのは表板のコントラストもありますが、指板の黒檀の白黒も目をひきました。なかなかこういう指板も見ません。…略…個人で製作されていればこそというような偶然も含めたデザインは目を引きます。…中略…
私はお金持ちではありませんので何本も買うことはできません。でも、これがすばらしい音色を持つウクレレであることを理解している支持者の一人です。今後も成功されるよう応援させていただきます。
なんとありがたいメールでしょう。心より感謝します。
私にとって上に掲載した部分に劣らず大事なのは、この中略として掲載しなかった部分に書いてあったところでした。ヘッドデザインについて、ヘッドマークについて、重量バランスについて、ペグについて、サイト掲載写真についてなど、詳細な意見、アドバイスが書かれてありました。それは一十舎のウクレレ開発に直結する部分で、私自身の関心事項とも一致して、貴重な情報の宝庫でした。
生命にかかわる大病から生還して、今伝えられることを今伝えようと思って長文を書いてくださったのかもしれません。
私も、人に伝えられる優しい言葉を思いついたときは、思いついた今その時に伝えたいと常々思って実践しているのですが、このメールにも暖かい思いやりを感じます。
貴重なメールをありがとうございました。
どうぞお体が早く回復しますように。(*^_^*)