ウクレレのヘッドにはツキ板が貼ってあります。
ツキ板とは、板の表面に張る薄板のことです。英語で言うとベニヤです。ベニヤというと安物の見た目の良くない板みたいなイメージになってしまいますね。工事用のコンパネをベニヤ板ということがあるのでそんなイメージになってしまうのでしょう。でもウクレレのツキ板は、表面に木目の美しい薄板を貼って化粧板とすることで、むしろ少し豪華にしたいという美意識から出ています。
市販のウクレレも大抵ヘッドにはツキ板が貼ってあって、そこに自社マークを彫りこんだり、ロゴを入れたりしていることが多いようです。ウクレレのヘッド部というのは、なんとなくウクレレの顔みたいな感じがするので、顔に化粧というのが人の本能みたいなものなのかもしれません。(*‘∀‘)
今作成中のウスレレのツキ板には、フォックステールの木を貼ってみました。フォックステールを使うのは初めてです。冒頭の写真がフォックステールを貼ったヘッド部ですがいかがでしょうか。
フォックステールというのは、日本語に翻訳すると、キツネのシッポですね(^^)/。おもしろい名前です。キツネのシッポと思いながら、この木目を見ていると、キツネの毛皮みたいな気がしてきます。
フォックステールとはこの木です。やしの木の仲間です。
こうやって木の写真を見てると、この葉っぱのふさがキツネのシッポの形に見えてきますね。語源としては、葉っぱのふさから来てるのかもしれません。
ウクレレのヘッドに何の木のツキ板を貼ろうかと考えるのは楽しいです。そのウクレレに似合うツキ板を貼ると、ウクレレがピシっときまる感じがします。(*^^)v