タイトルのスプルースがスルーパスに見えた方は、きっとサッカーがお好きなんでしょうね。しかし今日の話はスルーパスではなくスプルースです。
スプルースは「マツ科トウヒ属」の針葉常緑樹で、米トウヒなどとも言われます。日本でいうと北海道の北洋エゾ松がその仲間です。
今、「マツ科トウヒ属」が「待つか逃避族」と誤変換されたのはちょっとおもしろかったです。”(-“”-)”
アコギやクラシックギターでは、スプルースはトップ材の定番ですすが、ウクレレでは定番というほどでもないですね。その理由はよくわかりません。ウクレレに使ってももちろんいい音がします。
スプルースの一般的説明は次のとおりです。「材は軽軟で、弾力性がある。肌目は緻密で、加工性に優れ仕上げは良好。マツ科特有の脂もほとんど無く、無味無臭の良材である。
気乾比重:0.35~0.4」
一口にスプルースと言ってもいくつか種類があります。シトカスプルース、イングルマン(エンゲルマン)スプルース、ジャーマンスプルース、アディロンダックスプルースなどです。シトカとイングルマンはどちらも主に北米産です。ジャーマンはその名のとおりヨーロッパです。アディロンダックも北米ですがこれは数が減っているので超超高級ギターなどに限られます。
入手しやすいのはシトカとイングルマンです。上の写真の右側の小さい方がイングルマンスプルースで、左の大きな黄色味が少し入っている方がシトカスプルースです。
次の作品は、イングルマンでウクレレを作り、シトカでルネサンスギターを作る予定です。バックとサイドを何にするかは考え中です。🌈