作レレ

サイドを曲げる力

写真は、ウスレレのサイドの板を曲げたとこ。

一度曲げて安定すると、もう戻りません。

板を濡らして熱を加えると細胞の間が緩んで、その緩んだところで力を加えてやると、緩みのところが動いて細胞間がぐーっと移動して曲がるんだと思います。そして冷えると、その移動した状態で細胞の間が閉じてしまうので、そのまま固定されるんだと思います。

人は古代から木の道具を使い、火で木を燃やして水を沸かす生活をしてましたから、濡れた木は温めると曲がってくるものだというのは、自然な生活体験のひとつだったのかもしれません。

昔の人は、木火土金水を世界の五大要素と考えたそうですが、生活体験としては、それらは確かに大きなパワーだったのでしょう。

ウクレレのサイドの板を曲げるのは、火と水と木の力のコラボです。(#^^#)