写真のウクレレの肩のところに、片側だけ板が貼り付けてありますが、これはピックガードです。演奏中にピックや爪が当たってウクレレを傷つけることがないようにボディを保護する役割のものです。
ですが、これは必ずしもなくてもいいんです。ウクレレでピックガードを付けるのは少数派です。私がこれを貼りたくなるときには、さらに大きな理由があるんです。
それは、
かっこいいから (#^.^#)
この片側にだけ装着する非対称のセンスが好きです。いろんな木目の木を選んで貼り付けるデザインの感覚も楽しいです。
ちなみに、冒頭の写真の左側のウクレレのピックガードは、材はメープルで、木目は虎目杢(とらめもく)。右側のウクレレのピックガードは、材はタモで、木目は玉杢(たまもく)。材木の中にまれにこういうきれいな反射光の木目があると、銘木として珍重されるんです。
それから、これは私だけの感覚かなと思うのですが、ウクレレのピックガードを見ていると、下のこれをふと思い出すことがあるんです。
女子弓道の胸当て🌸
女子弓道の姿って、かっこいいなあ と、少年時代から思っていました。
白地に斜めに入る黒のかっこよさ。そのまっすぐな立ち姿。静かで無心の感じ。
そして今、ウクレレの弦と弓の弦のイメージが重なり、ピックガードと胸当てのどちらもボディの一部を保護するものというイメージも重なり、一方の肩から斜めにつける非対称のイメージも重なり…
かっこいいなあ と、ピックガードに同種の美意識を感じているようなんです。(^.^)