ウクレレ豆話

ブレイスの種類いろいろ

表板(響板)のブレースの貼り付け方には、大きく分けて、次のようなものがあります。

・楽器の横方向に横断させる形で貼るラダーブレイシング

・縦に扇型に広がる形に貼るファンブレイシング

・格子状に貼るラティスブレイシング

・X形に貼るエックスブレイシング

ラダーブレイシングは、ルネサンスギター、バロックギター、古典ギターなどの古楽器に多く、倍音の少ないダイレクトな鳴りが特徴です。横方向では剛性が高くなるが、縦方向を抑制してしまうため微細な高次倍音を抑制し、基音や低次倍音が強調される結果、タイトでパンチのある音になります。音が混ざり合わず濁りが無くクリアです。

ファンブレイシングは、クラシックギターに多く、横方向を抑制しないため、低音域のレスポンスがよく、非常に温かくふくよかな音色で、木材本来の自然な鳴りが得られ、小さな音から大きな音まで、甘い音から鋭い音まで、幅広く豊かな表現が可能です。

ラティスブレイシングは、非常に強度が高いため、トップを極限まで薄く(1~1.5mm厚保)することができ、それによって非常に大きな音量と素早いレスポンスが得られます。

エックスブレイシングは、アコースティックギターに多く採用され、スチール弦の強い張力に耐えつつ、重厚な低音ときらびやかな高音を引き出し、軽いタッチからストロークまで強弱を忠実に再現する広いダイナミックレンジが特徴です。縦方向も抑制せずに横の剛性も高めるので、板全体がより柔軟に振動し、豊かな倍音が生まれます。

以上のブレイシングの中にも様々な変種があり、ほかに全く異なる発想のブレイスも生まれ続けています。

 

 

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