スペインとフランスの国境付近に暮らすバスク人は、ヨーロッパの中にありながらインド=ヨーロッパ語族に属さない孤立言語を話し、その言葉の起源がいまだに不明、RH-の血液型が多く遺伝子的にも独自性がうかがわれ、歴史的にもローマ帝国の支配が及ばず独自の歴史を持ち、性格も一般に開放的でのんびりしたスペイン人の中にあって閉鎖的で勤勉で全力投入的なまじめな民族性を持つなど、謎多く魅力たっぷりな人々。そのヨーロッパのどことも交わらない独自性から、バスク人のことを生きた化石のように表現する人もいます。
という情報を聞くと、バスク人の音楽が私はやはり気になります。紀元前までさかのぼる最も古いヨーロッパの音楽を知る手がかりがあるかもしれません。一口にバスク音楽と言ってもいろいろありそうで、そう簡単にはわかりませんが、第一印象としては日本人にはなじみやすいメロディとリズムが多いような気がします。とりあえず目についたバスク音楽の動画をいくつか載せてみます。