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ストラディヴァリ、ガルネリにより製作されたヴァイオリン・サウンドボードの材料工学

ストラディヴァリの音の秘密が遂に判明、という動画がありました。

「ストラディヴァリ、ガルネリにより製作されたヴァイオリン・サウンドボードの材料工学(Materials engineering of violin soundboards by stradivari and guarneri)」という共同研究論文の内容を要約して説明した動画です。

内容は専門的で難しいですが、それでも素人にもわかりやすいように丁寧にまとめてくれています。前編と後編にわかれています。

研究結果をひとことで言えば、ストラディヴァリとガルネリのヴァイオリンのスプルースの板は特殊な化学処理を経て強化されている、というもの。非常に濃い内容ですので興味ある方はどうぞごらんください。

https://youtu.be/t24LRxOr_58?si=A_a51xVF4PozOiom

https://youtu.be/vYpAtC2Hxyc?si=uYDQkXTVk1teWW1R

論文の結論部分の一部の日本語訳を抜粋します。↓

化学添加物は、クレモネーゼの響板とバックプレートに適用され、おそらく木材の保存と音響チューニングを目的としていました。アマティのレシピは比較的単純でしたが、彼の弟子であるストラディバリ家とグァルネリ家は、はるかに複雑な処方を開発しました。化学処理の結果には、ヘミセルロースの断片化、セルロースナノ構造の変化、および金属架橋が含まれる場合があります。木材の改質の音響効果を理解するには、組み立てられたバイオリンのさまざまなミネラルレシピをさらに実験する必要があります。

論文全容はこちらからご確認ください。↓

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.202105252

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