ルネサンスギター

窓辺のセレナータ  Serenata na minha janela 裾野の音楽と楽器たち

先日、15世紀(1459年)のポルトガル(リスボン)で窓辺の求愛のセレナーデ(ポルトガル語ではセレナータ)にルネサンスギターが使用されていたというエピソードを書きました。

そして16世紀に入って、1547年のセレナータの絵↓ これはスペイン。

そして1903年の絵葉書。↓場所はポルトガルという名前の元になった町ポルト。

そして現代のポルトガルのセレナータ ↓

このセレナータという音楽文化は15世紀から連綿で続いているのですね。そしてそこに少なくともイベリア半島ではギターが使われています。15世紀から16世紀ころにどんなメロディが奏でられていたのかは、楽譜が残る分野ではないのでわかりませんが、楽器構成などは案外変わらずに引き継がれていそうです。そして最後は壁を上ってきて花を渡したりというやり方も昔からやっていたようです。こんなふうに窓の外からギターの音が聞こえてきたらやっぱりときめくでしょうね🌼

セレナータの文化は、南米のラテン文化圏に広く受け継がれているようです。

こういう記録に残りにくく、学問や芸術の対象に扱われないような裾野の音楽と楽器たちのこともブログに載せていきたいと思っています。

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