作レレ

ペグのギア比

上の写真のペグはゴトーのUPTLです。形状はフリクションペグ・ストレートペグに見えるのにギアが組み込まれています。ギア比は4対1です。

次の写真はグローバーのギアペグです。

このギアペグのギア比は14対1です。

どちらもとても使いやすいいいペグですが、では4対1と14対1の比較では、どちらが使いやすいでしょうか。

私の個人的な感想としては、4対1の使いやすさはとてもすばらしいと思います。繊細で微妙な調整と大胆な素早い調整が両立する比率で、ワンタッチですっと合わせられる感じです。弦の着脱もスピーディで、ストレスフリーです。

14対1も繊細な調整ができて安定感がありますが、弦の着脱のときには、何度もペグをまわさなくてはならず、手がつかれます。私のように、ナットやサドルの調整のために、何度も弦の着脱を繰り返す人の場合は、14対1の比率だと、ペグ回しに時間も手間もかかり大変です。ゴトーの4対1の比率では、ここのストレスはほぼありません。

しかし、グローバーの方にも圧倒的に使いやすい点がひとつあります。お値段です。安定した性能の高さと使いやすいお値段の両立は、グローバーの大きな魅力です。対してゴトーの4対1の方はとても高価です。合板のウクレレが一本から二本買えるくらいの値段です。ですので、これを使って作ったウクレレも、その分高価になってしまいます。