写真は、ウクレレ作りで出る端材の一部です。
左上が神代けやき、右上がクスノキ、左下がサクラ、右下がマホガニー。
木工家が木工をすると端材が沢山発生するわけですが、たいていの木工家は、自分が作っているものに合うお気に入りの3.4種類の木を使うだけですので、出る端材の種類は案外限定されます。
ところが、一十舎は、次から次と新しい種類の木を使います。それは木のコラボみたいな発想が私にあって、いろんな木の味わいや色彩をみんな楽しみたい、いろんな木の響きをこの世界に響かせたいみたいな思いが湧くからです。
その結果、とても沢山の種類の木の端材が発生することになりました。今までそれは廃棄していたのですが、ふと気づきました。こんなに沢山の種類の木の端材が自分の手元で発生する職種の人は、ほかにあまりいないかもと。
で、こういう小さな端材をとっておいて、何種類か合わせてお届けしたら面白いかもなあというアイデアが湧きました。
形にこだわると手間がかかりすぎますので、もうざっくりとした形で、ただ木の名前だけはわかるようにしたらいいなあと思います。
私は木が好きで、木を見て触れて愛でていると、ほんわかとした気分やわくわくした気分になります。世の中にはいろんな木をさわってみたい見てみたいという私のような人もきっとたくさんいらっしゃるでしょう。
端材を前にして名前と性質などをいろいろ調べてみるのもおもしろいかもしれません。
そのような素材として、しばらく端材を捨てないでためておこうかなあと思います。
(*^_^*)